山犬嶽 秋の見所を求めて【登山】| 2022/10/31

徳島東部

夏は瑞々しい水苔、秋は紅葉という手があった

徳島県勝浦郡上勝町にある山犬嶽(標高997m)。
登山者用駐車場から登山口に向かう途中に日本の棚田100選に選定されている橿原の棚田が
徳島県の東部に位置し、山頂から西に延びる稜線を進めば高丸山へと通じます。
そしてなんと言っても水苔!
苔むすハイキング道は岩が緑に覆われ別世界に来たような感覚です。
水苔だけではなく落葉樹が結構あります。今回は落葉樹の紅葉にも期待して行ってみました。

アクセス

マイカーで徳島県道16号線よりアクセス。
地図上にあるバス停 神田または権太橋を経由して登山口駐車場へ。
車道の道幅は狭いので留意。

コース

コース概要

周回コース
登山者用駐車場…樫原の棚田→
山犬嶽登山口→ハイキングコース→△山犬嶽→水苔の見所→参道コース合流→山犬嶽登山口

コースタイム 3h50min(休憩、撮影込み)
天気 快晴
トイレ 有
メンバー 計1名

MAP

MAP

youtube

こちらはShorts動画 パッと見たい方にお勧め

内容

山犬嶽登山者用 駐車場
徳島県道16号線以降の山道は狭いです。
ここには何度か来ていますが運転中は毎度緊張感があります。梅雨時は沢山の方が来られますが、
駐車場に停まっている車はありません。(最終的に2組とすれ違いました)

登山口まで車道を歩きます。歩いて間もなく樫原の棚田が現れました。

樫原の棚田

樫原の棚田は、平成11年「日本の棚田百選」に認定され、平成22年には徳島県で初めて「国の重要文化的景観」に認定されました。
棚田は標高500m~700mの間に分布しており、あぜの形状は非線形の曲線で、山の等高線があぜの形状に映し出されています。
樫原の棚田の美しさは「あぜの曲線」「あぜの段」「田畑の小さな面積」が重要な要素となっています。


江戸時代後期1815年に作成された樫原村分間絵図には水田や家、道の位置が現在と同様に描かれており、200年以上もの間、土地利用形態がほとんど変わらない珍しい事例とされています。

この景観を保全していこうと、2005年からは棚田オーナー制度に取り組み、地区外の棚田オーナーとの交流のもとに、棚田の耕作体験や放棄地の復田などに取り組んでいます。

引用元:上勝町観光サイト

途中にトイレあり。山犬嶽と三体月秋葉神社の分岐点に紅葉した樹木。山中も紅葉しているかな?

登山口 案内板の左下のポストに案内図が有るのでこれを持っていきます。
ハイキングコース初めての方は必要とおもいます。

山犬嶽案内板

今回は右のハイキングコースから登り帰りは山犬嶽参道に帰ってきます。
水苔だけなら山犬嶽参道コース往復がシンプルで分かりやすく、ハイキングコースは見所がたくさんありますが分岐も複数存在ます。

最初に現れるスポットである金毘羅神社付近は紅葉が始まっていました。

金毘羅神社のすぐ後の岩のトンネルを通ってすぐ左の岩場(展望岩)を登ります。

展望岩からは色づいた景色を見下ろすことができます。

山犬嶽方向を見上げればこちらも色づいた山容を眺めることができて、素晴らしいものがありました。

ハイキングコース上の落葉樹に色付きが見られ季節感がある。

⇩こちらは2017/11/10に撮影したハイキングコースの写真。結構色付いていたと記憶しています。
もう少し待てば深い色合いになりそうです。

コースを進んでいくと分岐が現れました。山犬嶽の山頂は山道コースの延長線上にあるので、いったん山道コースに入り山頂へ向かいます。

途中に東光寺というお寺があり休憩所が有ったので、山頂の帰りにお昼を食べて一服。
山頂の景色の展望はありません。

山頂を後にして、この分岐まで戻りハイキングコース側に復帰して、
苔の見所を目指します。

山の神さん なかなかの巨樹です。

山の神さん

苔の見所(苔の名所) 初夏の青々とした色彩が退色した感じです。

水苔の名所

周囲の樹木の色付は僅かですね。

まとめ

  • 水苔のオフシーズンでも、紅葉を堪能する選択肢がある
  • 山犬嶽の紅葉のピークはもう少し先(撮影日2022/10/31に対して)
  • ハイキングコース側に落葉樹が多く色づいた葉により季節感が有る

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